今年度から、療育施設でグループ音楽療法を担当しています。
今月は、秋を感じる「いもほり」を、親子で楽しんでいただきました。
「うんとこしょ どっこいしょ 大きなおいもだ うんとこしょ すっーぽん!」
太鼓のビートに合わせて、芋のつる(ひも)をひっぱる動作、おいもを洗濯バサミからはずす動作。リズムを感じて行う活動が、どのようにイメージしやすいか。
具体物をいくつも作り、試行錯誤を重ねています。
先生方から、「始点と終点がはっきりわかりやすい方がいい」など貴重なアドバイスをいただきました。
「ひもをひっぱる」➡「うんとこしょ」
「いも(フェルト)をひっぱる」➡「すっーぽん!」
一つ一つの動作を区切って、見本を見せ、手をそえながら、視点を注目させて、丁寧に伝えていく必要があります。
日常生活の動作を、簡単なメロディーや、リズムをつけることで、活動するきっかけになったり、動きがスムーズにできたり、長い時間できたり、友だちがやっている間も同じリズムを共有しながら待つことができたり、声がでてきたり、音楽リズムのさまざまな効果を感じてもらえたらと思います。